タクシー運転手の英会話

外国人客との英語での会話

ロサンゼルスの客

アメリカ人との会話。

 

(M…男性客 I…私)

 

I   “May I ask you a question ?”

    質問してもいいですか。

 

M   “OK.”

       いいよ。

 

I   “Did you come from North America? ”

     北アメリカからきたのですか。

 

M    “Yes , Los Angeles.”

        ロサンゼルスからだよ。

 

I    “It is a good place.”

      いいところですね。

 

M    “Thank’s . Have you been there?”

        ありがとう。あなたは行ったことがありますか。

 

I     “No, I have not.”

      いいえありません。

 

      “But I heard the climate is warm and it is easy to live there.”

      だけど、気候も暖かくてとても住みやすいところと聞いています。

      “ And  Disneyland resort will be in it.”

       それにディズニーランド・リゾートがある。

 

M     “Thank you very much, I am glad”

         ありがとう。うれしいよ。

 

シュリーマンに学ぶ

「私はこうして英語を征服した」・平田行雄 ごま書房で副題が18カ国語を独学でマスターしたシュリーマンに学ぶ…内容は

 

1.非常にたくさんの分量を音読すること、決して翻訳しない・

 

2.興味を憶えた問題について常に作文を書く。

 

3.これをネイテブに指導によって訂正し暗唱する。

 

上記ことだけで18カ国の外国語をマスターした。結局はシンプルに勉強することが大切ということだ。

11時ころ乗せた男性の客にアイポットで面白い番組を聞いた。銀座まるかん斉藤一人社長の講演の録音だと思う。内容は学生時代の話だ。

 

自分は中学校時代英語の教師に「これからは英語の時代だ、できなければ苦労する」とよく言われたけれど今まで生きてきて英語ができなくて苦労をしたことは一度もない。

 

「自分もまぁ金髪の彼女ができれば英語を勉強しようと思う」(笑)と言っていた。

 

私もタクシーに乗っていなければ英語を勉強することもなかっただろうなぁ。

午後2時ころ、新宿駅東口で30代のアジア系の男性客を乗せた。

一応英語で聞く。

 

I   “Where to please ?”

  どちらへ行きますか。

 

G   「とうきょうとう」

 

I  「ここは東京都ですが」

 

G   「???」

 

I   “Can you speak English ?”

     英語しゃべれますか。

 

G  “ No ”

       いいえ。

 

日本語で聞く。

 

I  「どちらから来たのですか」

 

G    「チャイナ」

 

I     「 ようこそ日本へ、その場所の住所を書いたものを持っていますか」

 

出された紙には「東京塔」と書かれていた。なるほどと思いながら、

 

I  「東京タワーですね」

 

G     “Yes ! ”

     はい。

 

そのまま東京タワーに向かい、途中に飴やチョコレートを差出し雰囲気はなごんだが、やっぱり話が通じないのはけっこう大変でした。

パラオの信号機

午後1時ごろ千駄ヶ谷駅から渋谷まで30歳くらいの日本人の女性を乗せた。仕事の関係で半年前までパラオに約1年住んでいたらしい。

 

G…女性客 I…私)

 

I   「なにか面白い話はありませんか?」

 

G  「パラオは右走行ですが、日本の中古車が多くほとんど右ハンドルで右走行なの、      あと酒気帯び運転も多いですね」(笑)

 

I   「ええ、ちょっとすごいですね」(笑)

 

G   「あと、渋滞が多くって信号機が10年くらい前に国に1つできたのですが、みんな  以上に止まろうと意識してかええって渋滞がひどくなり、取り外されたという話を  聞きました」

 

I    「免許は必要なの」

 

G   「一応あります。どんな試験かは分からないけど…」

 

I     「面白そう」と言った私でした。

 

夜7時ころ外国人の男性3人を乗せた。助手席に1人後部座席に2人。

助手席の客に聞いた。

(I…私 G…助手席の男性の客)

I  “Please fasten your seat belt.”

    シートベルトを締めてください。

 

I   “Where to please ?”

   どちらへ行きますか。

 

G  “…ろ・ぽ・ん・ぎ…ろく…こ・こ…”

   

六本木と言っているようだが分からない。六本木ならきっとビルだろうと

思い質問する。

 

I  “What is the name of the building which you want to go ?”

    こあなたが行きたいビルの名前は何ですか。

 

G  “…ビル…コーナー…”

 

何を言っているのかさっぱり分からない。

自分は客が英語をしゃべっていると思っていたが、違う国の言葉か?

出身の国をたずねる。

  

I  “Where do you come from?”

どちらから来たのですか。

 

G  “…板橋本町…”

 

絶句。言葉がでない…とにかく六本木の6丁目交差点に行こうと六本木通りを赤坂に向かい進行。

交差点近くで、ストップの大きな声で停車。

 

I “ Have a nice day!  And good luck(グーラックゥ)”

  楽しい一日を。そして、幸運を。

 

G “Too  you.”

  君もね。

 

今考えると パニクッて“ Where are you from ?”(出身地はどこですか)の言葉が出てこなかった。

渡辺謙はすてきな俳優

19時ころ、高田馬場から中野方面に20代のくらいの女性客を乗せた。

映画の話で盛り上がり、聞けば渡辺謙新潟県立小出高校の後輩に

あたるらしい。

 

私は日本の俳優では彼が好きで、とくに英語を使う「ラスト・サムライ

硫黄島からの手紙」は何回か見た。

 

女性客が言うには、彼は英会話の勉強を始めたのは35歳くらいで癌を再発した時期に入院し。そこで勉強したらしい。

 

私のレベルでは分からないが、外国人にきいても発音のよい日本人に名前が上がる一人。

 

とてもすてきな話を聞きました。ところで、上記の二本はおすすめの映画です。